海に浮かぶ神秘の修道院
フランスのノルマンディー地方モン・サン・ミシェル湾の海岸から約5kmに位置するモン・サン・ミシェル。
モン(Mont)=山、サン(Saint)=聖、ミシェル(Michel)=ミカエル、の名のとおり「聖ミカエルの山」としてあがめられています。
西暦708年、この地の司教オベールが夢の中で大天使ミカエルより”この岩山に聖堂を建てよ”とお告げを受け、聖堂を建てたところ津波により一夜にして島となった、という伝説がモン・サン・ミシェルのはじまりとされています。
その後、数世紀に渡って増改築を繰り返し現在の姿となりました。
モン・サン・ミシェル湾は潮の干満差が激しいので、干潮時は陸続きになり満潮時は孤立します。満潮時は海に浮かんでいるように見えるのが”神秘の修道院”と呼ばれる由縁でしょう。
1979年に「モン・サン・ミシェルとその湾」として世界遺産に登録されました。
パリからの行き方
パリからモン・サン・ミシェルへ行くにはいくつか方法があります。
TGV(新幹線)でレンヌまで行き、レンヌからバスで行く
料金:TGV2等席往復約10,000円 バス往復約2,500円
※便によって金額変動あり
レンタカーを借りる
料金:約7,000円〜8,000円 + ガソリン代
オプショナルツアーに申し込む
料金:約15,000円〜
途中下車の観光や食事付きのOPツアーもあるので、1日おまかせでモン・サン・ミシェルへ行くことができます。修道院への入場チケット代や食事代も混みの料金で、手配も全ておまかせ、日本語のガイドも付いていたりするので、安心を求める方へはOPツアーへの申し込みをオススメします。
入場チケット
モン・サン・ミシェルは言わずと知れた世界で最も有名な観光地の1つです。世界中から多くの観光客が訪れるため、入場チケットの事前購入は必須です。
18歳未満 無料
チケットの事前購入を自分で行いたい場合はGetYourGuideが便利です。
付属教会(聖堂)
10世紀末にノルマンディー公リシャール1世がベネディクト会の修道院を創建し、その後12世紀後半に修道院に付属する聖堂が建造されるなど数世紀に渡って増改築が繰り返され、山の頂に鐘塔のそびえる現在の姿となりました。16世紀前半に完成した聖堂の内陣はゴシック様式と中世の多様な建築様式が混在し、モン・サン・ミシェルの特徴のひとつとなっています。
荘厳な雰囲気は必見です。
修道院内の美しい回廊
見どころの1つとして最上階にある回廊があげられます。ここは修道士の居住部分、特に瞑想の場として使われていた場所です。
約220本の円柱やアーチからなり、優美なゴシック様式を目の当たりにすることができます。
テラスから眺めるモン・サン・ミシェル湾
モン・サン・ミシェルから眺める海の景色は格別です。特に西側のテラスから見る湾は絶景!
絶対に外せないグルメ フワフワオムレツ
モン・サン・ミシェルに行ったら絶対に外せないのが『ラ・メール・プラール』のオムレツです。超人気店なので、事前予約が必須です。
Address : BP 18 Grande Rue, 50170 Le Mont-Saint-Michel, France
Phone : +33233896868
泊まるなら対岸のホテル
宿泊するならモン・サン・ミシェルの内側か外側か迷うところですが、やはり外側からモン・サン・ミシェルを眺めるホテルがいいかなと思います。
ル ルレ サン ミッシェル(Le Relais Saint-Michel)ホテルはどうしても一度泊まってみたいホテルの1つです。
客室からもレストランからもモン・サン・ミシェルが眺められるなんて、贅沢だと思いませんか?